XOYで読める『奇々怪々』の「アフリカでの出来事」という話のネタバレを書いていきます。
奇々怪々とは、身の回りで起こりうる奇妙で不思議な物語をまとめたオムニバス漫画です。
アフリカでの出来事(11話~16話)
アメリカにて、ガイドと二人の旅行者がいました。
旅行者はなるべく早く目的地に行きたいと思っているため、立ち入り禁止区域を直進しようと言います。
ただ、ガイドはルール違反と言い、断固としてそれを拒否します。
旅行者二人は固いガイドをよく思っていませんでした。
ふと、食料などが全部入っているガイドのリュックがなくなっていることに気づきました。
責任を感じたガイドは仕方なく立ち入り禁止区域を直進する事にしました。
旅行者は荷台に乗って、1人がお腹すいたとぼやき始めたところで、もう1人が携帯食料を出しました。
どうやら、旅行者の一人がガイドの中身だけ移し替えて、リュックを捨てていたみたいです。
そうとも知らずガイドは食料もないので、急いで車を走らせています。
そんなときにガイドは木にぶつかり、車が急停止します。
旅行者二人はガイドが大丈夫か確認していると、周りを顔に化粧をした民族に周りを囲まれます。
その民族は車の荷台から携帯食料が入ったカバンを見つけます。
そこでガイドは旅行者に騙されたと気づきました。
ですがそれも過ぎた話。三人はその民族に捕まり、小屋に入れられます。
その中で、ガイドは旅行者二人にこの広い草原でどうして木に当たっんだと責められます。
するとガイドは病気を持っていて、突然めまいを起こすことがあるんだとか。ただリュックにある薬を飲めば問題はなかったと言います。
なにもいえなくなった旅行者二人に対して、ガイドは民族について語ります。
彼らの目の下の化粧を見る限り、この辺りで最も危険な「ヤブリ族」だそうです。
このヤブリ族は人肉を食べる部族で、恐らく私たちは数時間後に食べられるだろうと言います。
ただ一つ生き残る方法があるそうです。
それは病気にかかることです。
アブリ族は病気にかかったものは殺さずに逃がす文化があります。
あいにくガイドは病気を持っており、その病気を、移せば旅行者二人とも助かる可能性があると言います。
ただ、その病気がペロスという病気で、全身を酷いイボで覆われて、今の医学では完治しないので、生涯薬を飲み続けないといけません。
ガイドはそう言うと服を脱ぎ、身体のイボを旅行者に見せます。
幸い顔には出ていないのですが、身体中醜いイボで覆われていました。
血液感染で数時間で発症するらしく、生き残るためこれしかないと言います。
旅行者は数時間後に殺されるか、生涯治らない病気になるか、最悪の決断をすることになります。
仕方なく、旅行者は血液で病気を移してもらいます。
次の日に、3人は裸にされ、民族に囲まれます。
ですが、3人とも症状が出て、身体にイボが出ているためか、解放されました。
そして民族はぞろぞろとその場をあとにしました。
一刻も早く治療するために旅行者は急いで都市に向かおうと言います。
ですが、ガイドは一向に起きません。
仕方ないのでガイドを置いて、二人は歩き始めました。
旅行者は迷いながらもなんとか都市につきました。
それから8ヶ月後。
二人の旅行者は病院の待合室にいます。
ふと、テレビでヤブリ族のドキュメンタリー番組が放送されているのが目に入ります。
ヤブリ族は人食の部族として恐れられていたのですが、そのすべてがただの噂であるということがわかりました。
無断侵入者の場合は、武器や持ち物を取り上げて、刺激さえしなければ問題なく釈放されるそうです。
それを見た二人は顔中イボだらけで言葉も出ず固まってしまいました。
シーンが戻り、置いていかれたガイドは、旅行者2人が立ち去ったあとに、目を覚まし、その場をあとにしました。
終わり。
最後に
『アフリカでの出来事』のネタバレを書きました。ガイドを騙した罰として、旅行者たちもガイドと同じ病気をうつされました。
奇々怪々にはこれ以外にも面白い作品が多数あるので、気になった方は読んでみてください。
冒頭でも言いましたが、マンガアプリ『XOY』でしか読むことが出来ません。

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