こんにちは。とれも(@toremoro33)です。
ちょっと空いた時間にぱっと読める「ショートショート」と呼ばれている小説を知っていますか。
ショートショートとは、小説の中でも特に短い作品のことを指します。
この「ショートショート」を書く小説家で一番有名と言われているのが星新一です。
僕も星新一の作品が好きで、よく読んでいます。
移動中やぱっと急に時間が空いた時にはピッタリなんですよね。
今回は、そんな星新一のショートショート作品を厳選したので紹介します。
※敬称略しています
星新一とは
まずは、星新一とはどんな人物なのか軽く紹介していきたいと思います。
簡単なプロフィールはこんな感じです。
本名:星新一
生年月日:1926年9月6日 – 1997年12月30日
活動期間:1945年 – 1996年
出身地:東京都
ショートショートと言えば星新一と言われており、豊富な作品数にも関わらず、どの作品も質が高いところから『ショートショートの神様』と呼ばれています。
そして、彼の作品は20言語以上に翻訳され、世界中で愛されている作家の一人でもあります。

ボッコちゃん
スマートなユーモア、ユニークな着想、シャープな諷刺にあふれ、光り輝く小宇宙群! 日本SFのパイオニア星新一のショートショート集。表題作品をはじめ「おーい でてこーい」「殺し屋ですのよ」「月の光」「暑さ」「不眠症」「ねらわれた星」「冬の蝶」「鏡」「親善キッス」「マネー・エイジ」「ゆきとどいた生活」「よごれている本」など、とても楽しく、ちょっぴりスリリングな自選50編。 引用:Amazon
恐らく一番有名な作品で、星新一入門編にはピッタリな作品ではないでしょうか。
僕も星新一の作品で初めて読んだのがこの『ボッコちゃん』なのですが、もう何十回と読むぐらい面白いです。
お馴染みにSF展開も毎回オチで衝撃を受けています。
おせっかいな神々
神さまはおせっかい! 金もうけの夢を叶えてくれた“笑い顔の神”の正体は? スマートなユーモアあふれるショートショート集。 引用:Amazon
タイトルにもある通り、「商売の神」、「笑い顔の神」など、様々な神様が出てきます。
また、神様シリーズ以外にも、SFや日常など様々なジャンルを楽しめる全40編の物語です。
こちらも星新一ワールド炸裂で楽しめる一作となっています。
悪魔のいる天国
ふとした気まぐれや思いつきによって、人間を残酷な運命へ突きおとす“悪魔”の存在を、卓抜なアイデアと透明な文体を駆使して描き出すショートショート36編を収録する。人間に代って言葉を交わすロボットインコの話『肩の上の秘書』、未来社会で想像力にあふれた人間を待ち受ける恐怖を描く『ピーターパンの島』など、日常社会、SFの世界、夢の空間にくりひろげられるファンタジア。 引用:Amazon
天国に悪魔がいたらたまったもんじゃないですよね笑
この作品ですが、悪魔というだけあって、暗めの話が多いです。
こちらは36編で全体的に読み応えありの作品ばかりです。
未来いそっぷ
『アリとキリギリス』『ウサギとカメ』など、誰でもごぞんじの寓話の世界。語りつがれてきた寓話も、星新一の手にかかると、ビックリ驚く大革命。時代が変れば話も変るとはいえ、古典的な物語をこんなふうに改作してしまっていいものかどうか、ちょっぴり気になりますが―。表題作など、愉しい笑いと痛烈な風刺で別世界へご案内するショート・ショート33編。 引用:Amazon
かなり革新的な作品です。
というのもタイトルにいそっぷとあるように、「アリとキリギリス」や「ウサギとカメ」などのイソップ童話をモチーフにしているので比較的読みやすい作品です。
童話を元にしているので比較的誰でも楽しめる作品です。最初に読む際は、まずこの作品をおすすめします。
きまぐれロボット
おなかがすいたら料理をつくり、あとかたづけに、へやのそうじ、退屈すれば話し相手に。なんでもできるロボットを連れて離れ島の別荘に出かけたお金持ちのエヌ氏。だがロボットはしだいにおかしな行動を…。博士の不思議な発明、発見が様様な騒動を巻き起こす。傑作ショートショート集。 引用:Amazon
SF感が強めの作品です。
このショートショートには様々なロボットが出ます。
ユーモア溢れるロボットやちょっと怖いロボットなど個性満点なロボットで大人から子供まで楽しめる内容です。
最後に
星新一の作品の中でも特におすすめなショートショートを紹介させていただきました。
今回紹介した5作品以外にも面白い作品がたくさんあるので、ぜひ自分のお気に入りを探してみてください。
ぜひこの記事が参考になれば幸いです。
ショートショートもいいですが、長編小説を読みたい方は芥川賞、直木賞受賞作品の中で、更におすすめな作品を厳選してみたので、よろしければ併せて読んでみてください。