こんにちは。とれも(@toremoro33)です。
最近『シャークネード』という作品を見ました。
この作品はB級鮫映画なのですが、とにかくツッコミ所がありすぎる作品で割と面白い…いや、めちゃくちゃ面白いです。
そんな『シャークネード』の魅了をこの記事で解説していきます。
※ネタバレがありますので、まだ見たことがない方は注意してください。
目次
『シャークネード』のあらすじ
最初に『シャークネード』のあらすじを紹介します。
人喰い鮫×巨大竜巻突如、カリフォルニア・ビーチを襲ったハリケーン。荒波と共に現れたサメが、人々を喰い尽くしていく。だが、それは恐怖の始まりにすぎず、 サメの大群を巻き込んだ巨大な竜巻が発生!未曾有の猛威が、アメリカを絶望の渦に陥れる!! 引用:Amazon
- 上映日:2014年
- 上映時間:1時間27分
- 監督:アンソニー・C・フェランテ
- キャスト:アイアン・ジーリング タラ・リード ジョン・ハード
大人気B級サメ映画ですね。
タイトルの『シャークネード』は、「シャーク」+「トルネード」の造語で、作品内でも『シャークネード』という単語が飛び交います。
監督はアンソニー・C・フェランテという方で、もともとホラー映画をメインに撮っていたのですが、2014年以降は『シャークネード』に専念しています。
2014年から2018年までの4年間で『シャークネード』シリーズを6作品も撮っています。すごいww
さっそく『シャークネード』の魅力を解説していきますね。
魅力1.設定がぶっ飛んでいる
『シャークネード』は、突如発生したトルネードがサメの多い海域を通過したことによって、大量のサメを巻き込んでトルネード×サメが人々を襲うというトンデモ作品です。
サメが雨のごとく大量に街に降ってくるので、街はサメだらけ。作品内では「1時間に50ミリの降サメ量」と表現するシーンも…完璧にギャグ映画ですね。
もちろんそれだけではなく、口を開けて飛んでくるサメもいるので、人々は食われまくります。
主人公やその仲間たちも何度も食べられます。ただ、その度にお腹から出てきます。
基本メインキャラクターは食べられても生きているという前提で閲覧してみてください。
もちろん「なんで陸にいるのに生きているんだ」なんて野暮なことは考えてはいけません。『シャークネード』は巻き込まれた鮫も含めて1つの生命体と考えた方がいいですね。
魅力2.チェーンソーで戦う
チェーンソーと言えばスプラッター映画の代表的な武器ですが、それが『シャークネード』でも登場します。
むしろメイン過ぎて、僕の中では『シャークネード』と言えば「サメ・トルネード・チェーンソー」というイメージがあります。
ちなみに6作品目のタイトルは『シャークネード ラスト・チェーンソー』と「チェーンソー」というワードがタイトルに入っちゃってます笑
そして、このタイトル、どことなく『スターウォーズ 最後のジェダイ』を想起させられますよね。
そうなんです。『シャークネード』は、スターウォーズのオマージュが多々あります(パクリまくっています)
映画を見ながら「あ、これスターウォーズのオマージュじゃん!」という場面が多々あるので、「隠れミッキー」を探すかごとく「隠れスターウォーズ」を探してみてください。
話がそれてしまいましたが、「チェーンソー」は主人公・フィンがメインで使用する武器で、これで鮫に立ち向かいます。
そして、これはフィンではないのですが、「チェーンソー」の電源を入れた状態で台風に投げ入れる「チェーンソートルネード」も繰り出し、大量のサメを倒します。かなり危ないですね。
「チェーンソー」がこっちに飛んできたら大事故ですが、そうも言ってられない状況なんですかね。
魅力3.ちょくちょく感動シーンあり
『シャークネード』には感動シーンが多々あります。
例えば、1作品目で、主人公・フィンの息子が爆弾でトルネードを消そうとします。
めちゃくちゃ息子が頑張るんです。
途中「あれ?これで息子がトルネード消したら、(主人公なのに)フィンどこで活躍するの?」思いますが、安心してください。ちゃんと出番があります。
ネタバレになりますが、息子さん失敗します。
で、フィンが俺が行くというシーンがあるのですが、息子の敵&自分が行かないと街が壊れてしまうので、自分が行くしかないという確固たる姿勢に感動します。家族の絆ですね。
そして、2作品目はニューヨークが舞台で『シャークネード』襲来に街中パニックになります。
ここで『シャークネード』経験者・フィンがニューヨーカー市民を鼓舞することによって、人々が武器を取りサメに立ち向かいます。
キングダム31巻の政の鼓舞シーンで大号泣したのですが、それに匹敵するぐらい感動します。『シャークネード』では涙は出なかったですが…
魅力4.エイプリルの進化
この作品は、残念ながら妻のエイプリルが悲惨な運命をたどります。と言うのも、どんどんとサイボーグ化していきます。
ジョジョで言う「ルドル・フォン・シュトロハイム」ですね。
最初に片手を失ったと思ったら、次の作品ではチェーンソー付きの義手になります。
更には不運にもエイプリルは3作品目に死亡します。
ですが、次の作品ではサイボーグとして復活します。(サイボーグ)エイプリルが生きていると知った時は、嬉しすぎて涙が出そうになりました。
切なくも少し笑える進化をするエイプリルも魅力の一つです。
魅力5.シリーズが出るほどの人気作!
冒頭でも説明しましたが、『シャークネード』は現在6作品出ています。
1作品目:シャークネード
記念すべき第一作品です。ここから全てが始まります。
2作品目:シャークネード カテゴリー2
世界の首都ニューヨークを『シャークネード』が襲います。
自由の女神も『シャークネード』の餌食に…
3作品目:シャークネード エクストリーム・ミッション
『シャークネード』3作品目です。
今までとは比べ物にならない大きさの『シャークネード』到来します。そして、この作品からは『シャークネード』が当たり前になっています。
そして、アナウンサーもサメが悪いのではなく、「フィンがいる所に『シャークネード』が来るのでフィンが悪い」と言い出します笑 コナン君現象ですね。
さらに3では、宇宙進出もします。『シャークネード』の良い所は、ぶっ飛んでいる設定を惜しみなく出してくるところですね。
4作品目:シャークネード ザ・フォース・アウェイクンズ
3作品目から5年目の話。
上述しましたが、こちらもタイトルが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』と類似しています笑
そして、出だしがスターウォーズもろパクリ、しまいにはエイプリルがライトセーバーっぽい光る武器を出して「フォースと共にあれ」とか言いだします。
念のため、ジャケット画像も貼っておきますね。
こちらが『シャークネード ザ・フォース・アウェイクンズ』です↓
こちらが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』です↓
3作品目で既に宇宙に行ったので、規模が縮小するし、どうなんだろうと思っていましたが、これはこれでありですね。面白かった。
5作品目:シャークネード ワールド・タイフーン
シャークネード、アメリカを越えてヨーロッパに…さらにはオーストラリア、ブラジルと世界各国を回り続けます。
いよいよ国の問題ではなくなってきましたね。そして、もちろんフィン達も飛び回ります。
そして、お待たせしました、日本も登場。
日本の『シャークネード』ファンはここで、発狂したのではないでしょうか。
6作品目:シャークネード ラスト・チェーンソー
1~4作品では主にアメリカを舞台にし、5作品目ではついには世界進出。
そして、来たる6作品目は時空を越えます。
サイボーグエイプリルはどうなるのか。フィンの運命は如何に…。
『シャークネード』最終章。最後まで目を離せません。
『シャークネード』の評判・感想・反響
最後に『シャークネード』の評判を紹介します。
Z級映画が名を連ねる最近の鮫映画のなかでもとくに光り輝いています
バカみたいですがポップコーン片手に見るには十二分の出来です 引用:Amazon
なんでサメは空中でも平気で生きてるの?なんで的確に人に向かって落ちてくるの?
うるせえ!細かいことはどうでもいいんだよ!
サメを伴った竜巻がニューヨークに毎時50mmのサメを降らすんだよ!
サメが毎時50mmで降るってなんだーこの映画バカだー
もう勢いが最高のバカ映画です。
バカ映画だけど映画としてちゃんとなってます。
最初から最後までずっと笑えます。
この作品を見終えた頃にはあなたはシャークネードのファンとなっていることでしょう。
シャーク! 引用:Amazon
「俺は、俺たちは、やりたいことを全部やるんだ!!!」
って宣言が制作陣から聞こえてきそうなやりたい放題っぷりでした。正直タイトル通りはっちゃけすぎているので、引いてしまったり興覚めしてしまう人もいるかもしれないです。
それでも、シャークネードを含めた、B級やそれ未満のモンスターパニックマニアがが見たいであろうシーンは従来通りきちんと取り入れられているので、それに該当する自分は大いに楽しめました。是非ともビールとポップコーンと〇K〇Aのサメぐるみを用意して、楽な姿勢で見てもらいたいです。 引用:Amazon
話には聞いていましたが、ここまでとは…
テレビドラマの5番手6番手、その他大勢とエキストラ専門?などされている俳優さんが出演し、小学生が妄想したトンデモ話を形にしましたみたいな展開の脚本、編集。
あらゆる点で何処から突っ込んでいいのか判らないコントなのかパニックなのか、ホラーなのかアドベンチャーなのか…ジャンル分けもわかりません。
童心に返ってビール片手に暇な時間を潰すために眺めてヘラヘラ笑うのが正しい見方ではないかと思います。 引用:Amazon
前シリーズは見てません。
シャークネイド?なんじゃそれ?からですが、シャーク+トルネードってことでしたか。
ありえない設定でありえない展開。B級の王道ですね。
見るに堪えないわけではなく、好きな人は好きかもって感じ。 引用:Amazon
【おまけ】『シャークネード』のテーマ曲が名曲
『シャークネード』のテーマ曲が頭から離れなくなっている自分がいます。
Quint(クイント)というバンドの「(The Ballad of) Sharknado」という曲です。
2013/7/19リリースの楽曲で、監督のAnthony C. Ferrante(アンソニー・C・フェランテ) とRobbie Rist(ロビーリスト)が歌っています。
まさかの監督が歌っています。『シャークネード』への愛を感じますね。
ちなみにジョーズで、Sam Quint(サム・クイント)というキャラが登場しますが、これは…笑
音源が欲しい方はこちらから→(The Ballad Of) Sharknado
最後に
愛すべきB級作品『シャークネード』の魅力を紹介しました。
時間がある方は騙されたと思って、ぜひご鑑賞ください。
今なら、Amazonプライムビデオの見放題に1~4まであるので、プライム会員の方はぜひ!