「これはすごい!」と思うような衝撃的な映画を紹介します。今回は5作品紹介しているので、参考までにどうぞ。
動画でも公開しているので、併せて観てみてください。
プロジェクトX
アメリカン青春ティーンエイジャー作品。スクールカーストの三人組が誕生日のホームパーティーに誰これ構わず誘ったら、キャパシティを超える人数が遊びに来て、最大規模のホームパーティーが始まってしまいます。
社会問題になった問題作。映画を見て真似する若者が急増し、社会問題になるほどの問題作だそうです。で、実際に逮捕された人もいるそうです。確かにこの作品を見たら、友達家に呼んでパーティーしたくなる気持ち分かります。人生で一度は体験してみたいなと思いつつも、日本では、無理そうですが。
トッドフィリップス監督の手掛ける名作『ハングオーバー』や『ジョーカー』を手掛けたトッド・フィリップスが携わっている作品で、ユーモアさはもちろん、過激さも備わっている作品です。
カメラワークが手持ちカメラで撮っているので、カメラ酔いには注意。
マザー
ジェニファー・ローレンス主演の問題作。
とある夫婦の元に一人の男性が来ます。妻はその男性に不信感を抱くのですが、夫は快く受け入れます。そして、次の日、また次の日と毎日訪問者が来るのですが、それに対しても夫は、快く受け入れるのでした。
夫と訪問者に苛々するこの作品は、基本的に妻以外の人間は、狂っています。なぜか夫は、誰でもウェルカム。訪問者は、自由勝手に部屋を物色。妻の大事なクリスタルも割ってしまいます。なのに、夫は怒らない。そんな夫と訪問者に対して苛々が止まらなくなります。
あらすじも見ないで視聴して、不思議な作品だなと思いながら観ていたのですが、後半にかけて、どんどんエスカレートしていき、かなりヤバい作品だなと感じたのを覚えています。ある種のタブーを描いていて、胸糞悪くなりました。まさに先程紹介した、プロジェクトXを、更にひどくしたような作品。
意外にもメッセージの強い作品。ただ、この作品は、ヤバい夫とヤバい訪問者が出てくるヤバい作品かと思いきや、それ以上に、スケールのでかいメッセージ性の強い作品となっています。
ここは、一回見ただけでは分からないかも知れませんので、一回見たあとに、考察サイトを見たら、より楽しめる作品かと思います。そして、忘れてしまったのですが、どこかのサイトで、「一度見ただけでは分からないけど、二度と観ようとは思わない」という口コミを見ました。この感想、すごく分かります。
日本では上映中止の問題作ちなみに、日本でも上映する予定でしたが、アメリカでの上映後に観客から酷評が入りまくり、日本では上映中止になりました。レンタルでは見れるので、気になる方はチェックしてみてください。
127時間
とある登山家の実話を元にした衝撃作。
登山家のアーロンは、一人でユタの険しい谷へロッククライミングに行くが、谷間で落下し、右手を岩に挟まれてしまいます。そこから5日間、身動きの取れなくなったアーロンは必死に脱出を測るが。
内容は薄いけど目が話せない内容は正直薄いです。ただ、それ以上に最後まで、目が離せません。面白かった!
タイトルの127時間は、岩に挟まれていた時間です。日数にすれば、5日と7時間挟まれ続けることになります。助かるために、試行錯誤するのですが、かなりグロいシーンもあります。
映画を見ているときに、よく、自分だったらどうするか。と考える時があるのですが、私は今回は考えれませんでした。それぐらい絶望的な状況を描いています。
監督は、トレインスポッティング、イエスタデイ等のダニーボイル監督です。それだけで、見る価値ありです。面白かったので、ぜひご視聴下さい。
ダーウィンの悪夢
ドキュメンタリー作品で、第78回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画賞にもノミネートされています。
一匹の魚によって、悪夢のグローバリゼーションを描くドキュメンタリー作品。
アフリカ最大の湖、ビクトリア湖。ここにはかつて、約400種類の固有種が存在していました。ただ、ビクトリア湖に一匹のナイルパーチを放ったことにより、固有種が200種類になってしまいます。
ただ、ナイルパーチは高額で売れます。ビクトリア湖周辺の漁師や加工所で働く人々、さらに、それを他国に運送するパイロットはめちゃくちゃ裕福になっていきます。なので、多少、生態系が壊れてしまったのですが、ナイルパーチのおかげで、幸せになっていく人がいるのも事実です。
ですが、ボートすら持っていないかたや、加工所でも働けない人々との貧富の差は広がっていきます。稼げない人々はどうなっていくのか。ここからが本当の悪夢の始まりです。私は、大学の授業でこの作品に触れたのですが、衝撃的過ぎて今でも忘れられません。
ちなみにナイルパーチとは、全長2mで、体重200kgの超巨大な魚です。こんなのが湖にいたら、ナイルパーチ意外の魚残滅ですよ。で、ナイルパーチって、日本では、一見、馴染みがない魚だと思いがちですが、ナイルパーチは、白身魚のスズキ科です。
なので、ナイルパーチと記載せずに白身魚としても売られています。白身魚のフライや白身魚のムニエルなど、これもナイルパーチの可能性もあります。なので、アフリカの話ではなく、私らの日常にも関係している作品となっています。
もともと、ヴィクトリア湖とは、100万年の古代から存在している湖で、多種多様の固有種がそこで進化してきたことにより、「ダーウィンの箱庭」と言われていました。
ダーウィンとは、進化論を提唱した人物ですよね。要は、そんな昔から続いてきた歴史ある場所が、ナイルパーチ一匹によって、滅ぼされる、まさにダーウィンの悪夢とも言える出来事でした。
メランコリア
ダンサーインザダークのラースフォントリアー監督作品。地球最後の一日を描いている作品なんですが、これ本当に明日地球終わるの?と思うぐらい淡々と物語が進んでいきます。
今作は、ラースフォントリアー監督の三大仏映画と呼ばれており、鬱要素がかなり高いです。
みなさんは、地球最後の日に何をしますか。生き残る希望を持って、逃げ惑うか。それとも、もう最後だと割り切って、美味しいものを食べたり、愛する人と過ごしたり、最後の一日と割り切って過ごすのか。人によってはそれぞれだと思います。
ドイツの宗教家、マルティンルターは、たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植えるという名言を残しています。
メランコリアもそういう作品です。最後の日だからと言っても、特別なことは特にしないで、いつもと同じような日を過ごす。私も実際に地球滅亡前日は、家族と共に普通の生活を過ごすと思います。
映画としての迫力はないけど、これを映画にするという発想は斬新で衝撃を受けました。ぜひ、ご視聴ください。
最後に
衝撃的な映画を5つ紹介してきました。どれも心に響く作品ばかりなので、ぜひ観てみて下さい。
冒頭にも書きましたが、Youtubeでも動画を公開しているので、チェックしてみてください。